あなたはPOORですか?

リクルーターは時々、POORな候補者と出会います。

                           

しかし、彼らはスキルや能力が低いわけでも、経済的に貧しいわけでもありません。

POORとは、何度もチャンスを逃している、ということです。
*Passing Over(見逃す) Opportunities(機会) Repeatedly(繰り返し)

POORの人にはいくつかの理由があります。

・チャンスへの恐れ
チャンスへの恐れは、アメリカ企業よりも日本企業により多く見られます。日本の候補者は今まで働きてきた会社や一緒に働きてきたチームを変えることや、面接で失敗しないかなどの心配、または新しい職場で仕事を覚えてうまくやっていけるか、などより多くの恐怖を感じているのです。しかしながら、この恐怖には意味がありません。リクルーターが候補者に連絡をするということは、候補者が紹介したい仕事に見合うほどの素晴らしいスキルと高いポテンシャルを持っているからです。医師でライターのDebasish Mridha先生によると、『変化のない人生はありません。本当の悲劇はいつも変化を恐れ、激しく抵抗することです。』
*“There is no life without change. The real tragedy is that we are always fearful of change and resist it vehemently.”

1988年、9年間の日本在住の末、私はアメリカ本社に再び戻ることになりました。それから3年、私は大きな家を持ち、家族はアメリカでの暮らしを楽しんでいました。私は誇れる仕事をしていましたし、子供たちもアメリカでの生活にやっと馴染んだ頃でした。1991年に、本社は私に新しい変化を打診してきました。しかし、それは再び海外に行くということを意味していました。すぐに断ることもできましたが、私はより重い責任と他国への移住とともに、新しい会社と出会い、高い報酬を得るほうを選びました。しばらくすると、再び新しい機会が舞い込んできました。もちろん、さらに責任の重い仕事です。しかし私は再び新しい会社に入り、彼らのオファーをさらに良い待遇、より高い報酬で承諾しました。

私はチャンスを逃すこともできましたが、そちらを選んでいたら、私の知識や肩書、経験、さらに収入は今よりも低くなっていたでしょう。

・言語能力
私たちのクライアントの多くは外資系企業です。私たちがリクルートする多くの仕事はビジネスレベルの英語能力が求められます。しかしながら、その多くは日常会話や基本的な英語の読み書き以上のことを求められません。中には英語力を全く必要としない仕事もあるのです!

もしあなたが語学のせいでPOORなら、その心配を止めるべきです。もしあなたの英語力が充分でないとリクルーターが判断するのなら、正直にお話しします。私たち、iSearchのリクルーターは常に候補者に誠実にいることを約束しています。もし私たちが皆さんと面接をして、大丈夫だと判断したら、ぜひ自信を持っていただき、クライアント企業に紹介させてください。

・忠誠
候補者は働いている会社へ少なからず忠誠心を抱いています。一昔前は、一度入社した会社で定年退職するまで働き続けるというのが常識でした。しかし、現代では多くの人が自分のキャリアアップのために3,4社の企業に転職をしています。そして、会社もいつも労働者の忠誠心に報いるとは限りません。

一例をご紹介します。

Tさん(女性)は私たちのクライアント企業から高い報酬とポジションを打診されました。Tさんの上司はTさんのいる遠い地方事務所まですぐに飛んでいき、転職をしないように頼みました。彼女の上司は「会社やずっと一緒に働いてきたチームメートへの忠誠」という言葉さえ使って阻止しようとしました。Tさんは上司を信じ、新しい会社からすでに内定を貰っていたにも関わらず、転職を諦めました。しかしながら、2週間後、Tさんの上司は新しい会社に入るために、Tさんの会社を辞めたのです。

ここから学ばなくてはいけないのは、Tさんは、より良いポジション、報酬、キャリアアップという機会を逃してしまったということです。日本で多く見られるように彼女が打診を受けた産業自体の規模が小さいため、彼女への評判は少なからず打撃を受けました。彼女はしばらく前の職場で働いていましたが、最後には勇気を持ってより良い会社に移りました。

・無関心
鈍感でいたい。これが、私たちが知るPOORの一番愚かな言い訳です。話を聞くことに時間を割かず、新しい機会を探ってもいないのに、なぜ興味がないとわかるのですか。一般的には、「興味がない」というのは、「変化が怖い」、「理由があって仕事を変えられない」という意味でつかわれます。しかし、もしそうであれば、それはまさしくPOORなのです。もちろん、履歴書を準備し、何回も面接に行き、新しい会社について学ぶなどの努力は必要です。努力とは、あなたがキャリアアップや新しいキャリアを始めたいと本当に望む場合に必要なものなのです。

有名小説家、Elizabeth Gilbert(イリザベス・ギルバート)氏の言葉によると、「幸せは個人の努力の結果です。あなたが戦い、主張し、時にはそれを探して世界中を旅します。」
* “Happiness is the consequence of personal effort. You fight for it, strive for it, insist upon it, and sometimes even travel around the world looking for it.”

あなたは努力をしますか?それとも、全くキャリアアップを望まず、居心地の良い殻の中にいるのが好きですか?

・家族
家族が望まないから、転職を考えられないという候補者がいます。場合により、これは正当な理由になります。もしあなたに小さな子供たちがいて、新しい場所で仕事をしなければならなかったら、引っ越しや教育の混乱、両親から離れてしまうなどの影響全てが、機会を逃す妥当な理由になるからです。

しかしながら時々、残酷かもしれませんが、配偶者が転職の変化を恐れているのかもしれません。あなたは、日本の大企業から外資系企業に転職することを考えているのかもしれませんが、外資系企業は支部を閉鎖して日本から撤退する可能性がいつもあることを誰もが知っていますよね。少なくとも、それが理由で不安なのかもしれません。頻繁ではありませんが、それは現実です。事業に失敗し、倒産する会社が少なからずあるのは事実です。しかし、それは外資系企業に限らず、日本の会社でも起こりえることです。

iSearchでは、「配偶者とはこの事について話をしましたか。転職を不安に思っていましたか。転職についてどのように言っていましたか。」と候補者に聞くようにコンサルタントたちを教育しています。なぜならこれらの質問は、転職という人生の中でとても大事な決断をするうえで、とても重要な質問だからです。「家族が嫌がるから」と、またとない機会を諦める前に、ぜひ家族と一度話し合ってほしいと私たちはお勧めしています。

どうして候補者たちがPOORになってしまうのか、さらに多くの理由をご紹介することができますが、今回はこの辺にしておきましょう。最後にあなたにこの言葉を送ります。

「好奇心や新しい道の探索により、私たちはいつも地図に新しい軌跡を刻んできました。」
マイケル・デル(デル最高経営責任者)
It’s through curiosity and looking at opportunities in new ways that we’ve always mapped our path.” Michael Dell

次回リクルーターがあなたに電話をした時に、あなたは地図に新しい軌跡を刻みますか。それともPOORになりますか。

ワンポイント・English Lesson:  CarrierとCareer

履歴書で多く見られる英語の間違いがあります。Carrierではなく正しくはCareer. 日本人には似た発音かもしれませんが、意味は全然違います。

Carrier: 運搬人、郵便配達員、新聞配達人、運送業者、運送会社、使者、メッセンジャーなど
Career: 生涯、経歴、履歴、(特別な訓練を要する)職業など

履歴書をもう一度確認してみてください。

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